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としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2004年09月(2)

2004年09月

[2001] シャトー・レ・シャルムゴダール ルージュ(AOCコート・ド・フラン)赤【コク辛口】シャトー・レ・シャルムゴダール(2001)
2004/09/17 自宅にて

ちょっとお気に入りのAOC、コート・ド・フランサンテミリオンから北東に20Km程、コート・ド・カスティヨンの北側の人口180名たらずの小さい村にあるシャトーのワインです。
オーナーはかの有名なティエポン・ファミリーの一人、ニコラ・ティエポン氏
セパージュはメルロー100%(たぶん)。
かなり生産量は少ない模様です。

コルクは5センチの上等なもので、ボルドー・コート・ド・フラン、ニコラ・ティエポンと刻印されています。
開栓すると、ものすごい果実香!
いきなりのパワフルな香りが部屋中を満たす感じです。
色は深い赤紫でオレンジのニュアンスはほとんどありません。
口に含むと、ほんのりと甘い黒系の果実味が支配的。
適度な酸味が味を引き締めており、カベルネ・フランを思わせるような少し茎っぽいスパイシーさもあります。
タンニンはまろやかですが、フィニッシュにはしっかり収斂感が残ります。
結構美味しいじゃん!(^^)

HP:8

もう少し樽が効いてヴァニラやローストの深いコーヒー香があれば文句なしなのですが・・・(^^;)
メルローリッチなところが、以前高評価したシャトー・ナルドーと味わいに少し違いをもたらしていますが、こちらも美味。
やはり、コート・ド・フランからは目が離せないかも。(^^)
シャトー・カップ・ド・フォージェール[2001]シャトー・カップ・ド・フォジェール(2001)
2004/09/20 自宅にて

今日のワインは、ミッシェル・ロランの息のかかったコート・ド・カスティヨンのワイン、シャトー・カップ・ド・フォジェール(2001)です。
サンテミリオンのシャトー・フォジェールとは地続きにあります。
つまり、シャトー・フォジェールの、コート・ド・カスティヨンで育ったブドウで創ったワインがシャトー・カップ・ド・フジェールというワケ。
約26haの畑のセパージュは、メルロー:50%、カベルネ・フラン:38%、カベルネ・ソーヴィニヨン:12%。
年間約13000ケースが産出されます。
ステンレスタンクで発酵後、小樽で14~16ヶ月熟成。

さて、お味ですが・・・

コルクは5センチ弱。
上等ですが、やや空洞が多く柔らかいです。
開栓すると、ほんのりとチョコレート、そして重い感じの醸造香が薫ります。
色は艶やかで非常に濃い赤紫。
赤系の果実味と重いボディーを予感させます。
口に含むと・・・濃いぃ~。
ややアルコールのアタックを感じる非常に重いボディーです。
所謂ガッツン系。
それでいて、チョコレートやコーヒーの香りの間から、花のようなニュアンスも感じられます。
ただ、残念なのはそれらがややアンバランス。
まだまだまとまりきっていない感じです。
ちょっと酸味に傾いている味もちょっと減点。
フィニッシュの収斂感はスーパーヘビー級。
口を思わずすぼめてしまいそうなタンニンが長く口中を支配します。
その後、酸味と共にフッっと甘みがわき上がってくるのは◎。

HP:7+

まだまだ成長途中のモンスターでした。
メルローリッチ、ミッシェル・ロランということで、もうOKかと思いましたが、こいつを飲みこなすには忍耐が必要そうです。
そう、あと2夏くらいは待ちたいですね。
スーパー陸上2004ヨコハマに行ってきました。

「ナマ金」選手がいっぱい登場!
彼らは、黄色の一桁番号ゼッケンをつけているのですぐわかりました。

男子100は、アテネ五輪金のガトリンを意識してか、モーリス・グリーンがフライング、その後の仕切直しでグリーンは大きく遅れ、結局ガトリン優勝。9秒代の大台も出て迫力満点の勝負でした。
朝原も健闘して3位?

110mハードルは、前代未聞の3回のフライング、2名の選手が失格の中で、結局アテネの覇者劉翔が優勝でした。
王者ジョンソンは雪辱戦はならず。

最大注目のハンマー投げは、当然室伏の独壇場。
コンスタントに80m超えを刻み、結局は今期最高、スタジアムレコードで優勝!
流石でございました。
女子ハンマー投げの室伏妹も健闘しましたが、入賞には至らなかった模様。

泣けたのは400mハードル。
為末はしっかりアテネの借りを返してくれました。
堂々の優勝!
前半からビンビンに飛ばした走りは、最後まで保ってくれました。
よかったよかった。

「なま金」選手達の雄姿、堪能いたしました。(^^)

さて、前フリが長くなりましたが本題のワイン。

今日のワインは、
ハングタイム・ピノ・ノワール [2002]ロバート・モンダヴィ / カリフォルニア / 750ml / 赤ハングタイム・ピノ・ノワール(2002)でございます。

2003/11/10の日記にも書いたとおり、このモンダヴィ・プロデュースのハングタイム・ピノ・ノワールは、サンタ・マリア・バレー、バイロンやカーネロスの葡萄畑において、開花から収穫までの期間を通常よりも長く(なんと!125日)とり、ぶどうの完熟度を極めたもの。

コルクは長さ中庸の上質なもので、ブドウの絵が描かれています。
開栓すると、いきなり酸味の効いた赤い果実の香りと、品の良い樽の香り。
色は透明感のある赤味の強い色調で、エッジにわずかなオレンジのニュアンスがあります。
口に含むと、ダークチェリー、イチゴ、カシスといった果実の香りがプンプン。
しっかりした樽香が覆い隠される程の果実味パワーです。
カリフォルニアにして酸味が効いていて、タンニンもマイルドなので非常に飲みやすい味わいです。
前回感じた甘みは今日はあまり感じませんが、アルコール度が高そうな割にはスイスイ飲めてしまうこの味わいは、非常に好感が持てますね。

HP:8+

モンダヴィのピノは、いつも安心して飲めますが、こいつはちょっと癖がある「濃いぃ」感じの1本です。
一瞬、安ワインの香り(例のコンクリートのような感じ)が現れるのが残念ですが、この価格でこの品質なら誰も文句は言わないでしょう。
親族が集まって、9月生まれの合同お誕生日会を開催しました。
プレゼントの贈呈式や子供達向けビンゴマスター ビンゴカードビンゴ大会などなど、楽しい一時でした。

メニューは
・セロリスティック&ブロッコリー&プチトマト&スペシャルディップ(醤油+マヨ+おかか、これが旨い!山葵を少し加えると一層美味しいです)
・ニンニク風味クリームチーズ&クラッカー
・山盛りの一口ハンバーグ(ハクション大魔王の奴みたいとのコメントあり)
・マグロとそぼろの入った寿司ケーキ(←カワイイ!)
・星形に巻いた巻きずし(ツナとゆかりの2種)
・パステルのモンブランケーキとプリンケーキ
・ハワイ島マウカメドウズ農園で買ってきたスペシャルなコーヒー(ピー・ベリー:1粒のコーヒーの実の中に通常は2粒のコーヒー豆が入っていますが、ピー・ベリーというのは1粒しか入っていない、珍しい豆です。形が丸く小さいので深い焙煎が出来ます。)

そして、これらに合わせて頂いたのが
・ロゼ・ド・カロン(2001)
・ヴィレーヌ・ディゴアンヌ(2002)
・シャトー・ラフィット・ロッチルド(2000)
でございました。

まずは、
ロゼ・ド・カロン [2001](CH・カロン・セギュールのロゼワイン)ロゼ・ド・カロン(2001)

甘みのあるふくよかな味わいが、ちょっと砂糖が焦げたようなロースト感と相まってなかなかの満足感を与えてくれます。
ロゼとあって、外観が女性陣には好評でしたが、結構舌が肥えていらっしゃるので?「ちょっと甘い」との評価。(^^;)

HP:8

カジュアルな気分で安心して飲める1本ですね。
可愛い色調がパーティーに花も添えてくれますし。

続いて、
ブルゴーニュ ラ・ディゴンヌ [2002]ヴィレーヌ・ディゴアンヌ(2002)

これはもう、あちこちで高評価を勝ち得ているある意味「定番」のブルゴーニュ。
料理が寿司系だったので、重たいボルドーはちょっと無理かと思ったので、これを開けることにしました。
若々しい、イチゴを中心とした赤系の果実フレーヴァーに、ほのかな樽、ヴァニラを思わせる香りと、文句なしの味わい。
寿司めしにも「醤油+マヨ+おかか+山葵のディップ」にもよく合います。(^^)
よかったよかった。

HP:8+

女性陣の評価も上々。
「ご参考まで」ということで、としのすけが飲みかけのハングタイム(加州ピノ)を出してきて飲み比べてみましたが、ディゴアンヌの方が圧倒的に上品。(^^;)
ハングタイム(加州ピノ)も超絶に美味しいのですが、社交界デビュー前の良家の娘がディゴアンヌ、超美形・ナイスボディーの元気なチアリーダーがハングタイムって感じでしたね。(笑)

そして、次はということになり・・・真打ちにご登場願いました。
シャトー・ラフィット・ロートシルト [2000]シャトー・ラフィット・ロッチルド(2000)

泣く子も黙る2000年ラフィットでございます。
寿司系の食事に合わせられる数少ないボルドーかと存じます。
昨年秋(2003/10/07)に飲んだ時はさすがにまだ早すぎたのか、「鉛筆」のニュアンスはあるものの、こじんまりまとまった感じだったのですが、1年の安眠は2000年ラフィットにどんな変化をもたらしたのか?
興味津々でございました。
で、味わいは・・・
素晴らしい!
優雅にしてスパイシーな果実味、控えめな樽香、嫌味のない収斂感・・・食卓の最後を飾るに相応しい「王者の余裕を感じさせるようなワイン」ですね。

HP:9+

1年経って、明らかにバランスとスケール感が向上しています。
ただ、残念なことに例の「鉛筆香」が際だった香りではないですね。(^^;)
(これって、残念な事なのかどうなのか?)

以上3本とも、大変美味しゅうございました。(^^)
モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール [2002]チリ /75Oml /赤モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール(2002)
2004/09/27 自宅にて

今日のワインは、モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール(2002)です。
2000年リリースのモンテス社新ライン。
チリ北部、冷涼なアコンカグワ地区のカサブランカ・ヴァレーで、チリではまだ珍しいピノ・ノワールの栽培にチャレンジ、フレンチオ-クで熟成させた本格派のピノです。
さて、味わいはいかに。

コルクは短い4.5センチ。
モンテスの刻印はありますが、ビンテージは打っていません。
開栓すると、若干のアルコールのアタックとともに、イチゴフレーバーのチョコの香りがあがります。
僅かですが、チリ特有の赤土臭い香りも。
色は、グラスに注いでいるときは赤系の透明感のあるピノらしい色調なのですが、グラスに貯まると意外に濃い!
ミディアムボディーのカベルネと言ったら言い過ぎですが、結構深い色調なのに驚かされます。
ホントにピノなの?(笑)
エッジには、ごく僅かですがオレンジのニュアンスが現れています。
口に含むと、これまた結構なボディー。
イチゴジャムや花の香りでピノを連想させますが、意外な程に重いです。
流石はチリ。
ピノもかなり完熟するのかな?
でも、カリフォルニアのようなグラマラスな甘さは無く、あくまでも端正な酸味を残した味わいはやっぱモンテスです。
拍手。
タンニンがスムーズなので、「渋いの苦手、でもアルコール好き」って方にはかなりお勧めかも。(笑)

HP:8+

ちょっと点が甘いかも。(^^;)
でも、「チリでピノを創ったらこんな味わいになりそう」っていう想像どおりの味わいにある意味ビックリ。(笑)
感動一歩手前でした。(^^;)

同じピノ・ノワール種のブドウでも、ブルゴーニュ ラ・ディゴンヌ [2002]ディゴワンヌ(仏)ハングタイム・ピノ・ノワール [2002]ロバート・モンダヴィ / カリフォルニア / 750ml / 赤ハングタイム(加)モンテス・リミティッド・セレクション・ピノ・ノワール [2002]チリ /75Oml /赤モンテス(智)では、それぞれにホントに個性が違います。
過日も書きましたが、
ディゴワンヌ(仏):社交界デビュー前の良家の子女
ハングタイム(加):ナイスボディーの美形チアリーダー
ならば、
モンテス(智):頭脳明晰なキャリア・ウーマン
って感じですかね。(^^;)
(わかんないだろーなー)
モンテス・アルファ・メルロ [2002] モンテス・エス・エー / チリ / 750ml / 赤モンテス・アルファ・メルロー(2002)
2004/09/29 自宅にて

最近ピノが続いたのでちょっと本流?に戻るべく?これにしました。
開栓直後の香りのたちはいまいちですが、しっかり重いボディーに充実のタンニン。(^^)
やはり安心して飲めますね、モンテスは。
香りも、時間を経るに従って饒舌に変わり、砂糖無添加のイチゴジャムを思わせる酸味の活きた赤い果実とどっしりした黒系の果実が程よくバランス。
押し付けがましくない適切な樽のニュアンスと相まって「まいう~」。(^^)
フィニッシュは程よい酸味とまろやかなタンニン。

HP:8+

やはり「としのすけ亭」のハウスワインの座は安泰でしたね。(^^)
しばらく遠ざかってみて、改めてモンテス・アルファの美味しさに感じ入りました。
カベルネも楽しみです。
(実は、モンテス・アルファ、カベルネとメルローの味わいの差がそんなに無いんです。メルローが凄くカベルネっぽいとでも言いましょうか・・・。で、としのすけ的には僅差なんだけどカベルネの方が好きです。)


「実はパソコンがクラッシュして・・・悲惨な状況です。(T_T)
日記・ホムペの更新はおろか、メールも不便な状況。
まったくトホホでございます。」
と書いたとおり、愛機のThinkPadちゃんが入院しちゃいました。
全治3週間の重症。
恐らく、臓器移植(HD交換)です。
当座の代替にIBM以外の某パソコンを使っているのですが・・・キーボードに馴れてないし、ソフトも違うから大変です。(^^;)
早く帰ってきてくれ~。
サンティ・シャルドネ・ブリュット(NV)&キララ・シャルドネ(2003)&ドメーニュ・クドゥリ・グルナッシュ・シラー(2000)
2004/09/30 パークサイドカフェにて

会社の仲間とパークサイドカフェにお邪魔しました。
パークサイドカフェは、文字通り公園の脇にあるおしゃれなカフェ。
アウトサイドテーブルでは、映画(建物の壁を利用してオシャレに古い映画をかけています)も楽しめるナイスなスポットです。(2Fはインテリア・ショップになっています。)
ちなみに、ペット同伴も可の様子。
ペット用の食器も用意されていましたし、アウトサイドテーブルではカワイイわんちゃん達を連れたお洒落な若いカップルも食事を楽しんでいました。

いただいたワインは、
シャルドネ・サンティ・ブリュットサンティ・シャルドネ・ブリュット(NV)
【HP:8】
酸味のさわやかなスプマンテでした。
値段を考えると非常に宜しいのではないかと。(^^)

キララ・シャルドネ[2002]750mlキララ・シャルドネ(2003)
【HP:8+】
オーストラリアの薫り高いシャルドネでした。
樽香も効いているし、ナッツのフレーヴァーも秀逸。
なんと、このキララはカリフォルニアのロバート・モンダヴィとオーストラリアのローズマウントのジョイントらしい。

ドメーニュ・クドゥリ・グルナッシュ・シラー(2000)
【HP:8+】
重厚で首のスマートな重量級変形ボトルに惹かれます。(笑)
そこそこに重く、果実味も雑味の少ない上品なもの。
樽香がよく効いているので大変おいしくいただけました。
残念ながら、ネットでは発見できず。

それぞれ、自宅で飲んだらもう1ランクづつくらい低い点になるのかもしれませんが、TPO・料理との相性でワインの味わいは大きく変わりますからね。
大変美味しゅうございました(^^)

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